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iPodの変えたもの
iPodの販売台数が一億台を突破したそうで。これは、ソニーのウォークマンが13年かかって達成した記録を5年半も更新する大記録だそうだ。そんな時期に合わせて「iPodは何を変えたのか」という本が出版されている。産経新聞にその本のレビューがあったのだがその記事曰く、iPod勝利の原因は「サービスとソフトウエアとハードウエアを組み合わせる総合的コンセプト」とのことだ。つまり、再生機器それ自体にとどまらず音楽を購入、管理する環境までをデザインし消費者に供給できたから勝利できたというわけだ。今回はこのことについて考えてみたい。
この著者の分析にはかなりの部分、納得できる。iPodが登場する以前からわたしはパソコンの音楽ファイル再生機器を眺めてきたのだが、それ以前のこの市場はある程度の知識のある者のみを対象とした非常に狭いものでしかなかった。プレイヤーはあくまでパソコン上で作成したmp3のような音楽ファイルを再生するためだけのもので、そのファイルはCDから自分でソフトを使って作成するなり中国のサイトから落としてくるなり(言うまでもなく違法だが)するしかなかった。中国サイトは当然として、ソフトを使ったファイル作成も単純ではなかった。まずCDからリッピングしてwavファイルを作って、そのファイルをエンコードしてようやく完成。これに加えてプレイヤーに転送するにはメーカーごとのソフトが必要な場合もあった。このようにファイルの作成、転送にそれぞれソフトを必要とし、管理はWindowsのフォルダで行うという状態で、それらを統合したシステムというものは不在であった。よって、とてもパソコン初心者には勧められないものであった。そのためか市場も大手メーカーが参入しておらず、中国やら韓国やらのメーカーだけという、今考えれば非常に胡散臭い市場であった。今もiPodやwalkmanを除けばそんなもんだが。
その市場に突如やってきたのがiPodだった。iTunesという音楽の作成、購入、管理を一手に引き受けるソフトとともに。ただし当初の印象としては、それほど芳しいものではなかったと記憶している。今に比べるとデザインも野暮ったくて分厚かったし、電池の持ちが悪かった上に交換もできなかったからだ。それに何より最初のiPodはWindowsでは使えなかった。これが、後にここまでの繁栄を迎えるとは到底考えられなかった。しかし、いつの間にかWindows対応になりデザインも洗練されてきてどんどんシェアを拡大していく。途中からは音楽配信事業も行うことになり、これがさらなる追い風になった。1曲99セントという価格設定はレンタル制度のある日本人にとってはそれほど魅力的には見えないが、買うしか選択肢のなかったアメリカでは結構なインパクトがあったようだ。
これらの点も見逃せないポイントだろうが、最大の鍵は著者の指摘の通り、iPodとiTunesだけいじれば事足りる、という環境を作ったことにあるのではないか。それまでの手法だとリッピング用のソフト、エンコード用のソフト、プレイヤーへの転送ソフトが別々に存在し、それらを駆使することでようやくCDからプレイヤーへと音楽の転送が可能になっていた。個々の機能で優れたものは存在し、別々にやる意義がないわけではないけれども大多数の人間にとってその違いはその手間に比べれば不要なものである。そして、それはパソコンにそれほど詳しくない人間への障壁となっていた。Appleはその辺りの問題を実に巧妙に解決してみせ、マニアだけのものだったパソコンで音楽を聞き、さらにそれを持ち出すという行為を一気に大衆化させた。そして、それまでの携帯音楽プレイヤーの王者であったソニーを蹴落としてトップの座に君臨することに成功した。
今になってwikipediaの記述などを見ると、どうもAppleはその辺を意図的にやっていたようである。勝てば官軍とも言うし、すべてが計算ずくであったとは思わないが、それが事実であれば大したもんである。ただ、悠長なことを言ってはいられない。日本企業はこの猛者とこれからも競争をしていかねばならないのである。このレビュー記事はiPodの中身に日本のメーカー製の部品が多いことに触れながらも最大の利益を得たのはApple自身であるとし、「『いいものを作る』だけでは生き残れない」と締めくくっている。良い製品を作るだけでは生き残れない。これはまさにその通りで、これからの日本の企業に突きつけられた課題といっても過言ではない。これについてはもう少し次に述べよう。


ちなみにiPodに肯定的なことを書いてあるが、自分としては韓国メーカーiriverのT10という機種を2年ほど愛用している。その前はmpioのDMG64、この手のプレイヤーの黎明期である2001年からの生き残りで、現役は退いたもののいまだなおたまに活躍している。持ち主に洗濯機で回されるという憂き目に遭うも、数日後しっかり乾いたら普通に動いたという伝説を持つ。これも韓国。iPodは電池の持ちが悪い上に充電池内蔵式なのが痛い。ウチのT10ならば単三乾電池一本で40時間再生だ。先代も乾電池だからこそ今なお生き残ることができているようなものだ。それと、記事中で触れたiTunesもフォルダでの管理に慣れた人間にとっては面倒臭そうでしかない。さらにこれが致命的なのだが、自分の所有しているファイルはiPodでは認識しないマイクロソフト謹製のwma形式なのだ。ファイルサイズが小さくて音質まずまず、ファイル作成も簡単ということでずっと愛用していてすでに何千曲という数になっているので、すべて変換するだけの気力も今はない。ここのところ本当にiPodの寡占化が進んでいるようなので、市場活性化のために韓国に限らず他メーカーには頑張ってほしいものだ。


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☆本日のコピペのコピペ☆
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/28(金) 02:45:17.46 ID:KV2bH2MS0
木の実ナナ「へぇー、あんたもナナっていうんだ。」

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Comment
≪この記事へのコメント≫
>自分の所有しているファイルはiPodでは認識しない
>マイクロソフト謹製のwma形式なのだ。

ほんと、致命的。ワタクシのPCにも同形式の音楽ファイルが5000程…。
まあ、iPod買う予定は全くないから良いんだけどね!
今の愛機gigabeatが壊れるまでに、なんとかApple以外のメーカーに頑張って良いの出してほしいなぁと思う今日このごろです。
2007/05/15(火) 22:05:58 | URL | wata #-[ 編集]
wataはgigabeatっすか。本当に他の機種に魅力なさすぎなんよね。カタログとか見るとわりと良さそうに見えるけど、店頭で触ってみるとショボいってのが特に多い。kenwoodとかがちょっと最近マシな奴を出してきてるようだから、日本メーカーに期待ですな。
2007/05/18(金) 00:32:55 | URL | #-[ 編集]
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